審美歯科は、歯や口元を美しく整えることに重点を置いた歯科治療です。従来の歯科治療が「虫歯や歯周病の治療」や「正しい噛み合わせの実現」など機能面に重点を置くのに対し、審美歯科では機能性と見た目の両方を重視します。
患者様一人ひとりの歯の状態やご要望に応じたカウンセリングを行い、機能的かつ美しい歯を提供することを目指しています。笑顔に自信を持ちたい方や、口元の美しさを追求したい方に適した治療です。
当院における審美歯科は、歯や口元の美しさに焦点を当てた総合的な歯科治療のことを指しています。当院では歯の汚れを落とし色を白くする「ホワイトニング」や、補綴物を使用し白い透明感と天然の歯に近い見た目で審美性が高い「オールセラミッククラウン」などの治療を提供しております。
ホワイトニングは、歯を削らずに白く美しくする治療方法です。ホワイトニングジェルに含まれる有効成分(過酸化水素·過酸化尿素)が、歯を傷めることなく内部まで浸透し、着色汚れや沈着した色素を分解することで歯を白くします。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、家で行うホームホワイトニング、オフィスとホームを両方行うデュアルホワイトニングなどの方法があります。
1回90分ほどの治療時間で1回から施術可能です。
当院の歯科衛生士が責任を持って施術を行います。ホワイトニングの効果が出やすく、即効性が高い点が特徴ですが、3ヶ月前後から色戻りしやすい点がデメリットです。
1. 歯のクリーニング:
ホワイトニング効果を高めるために、歯の表面のステイン(着色汚れ)や歯垢を専門の器具を使って丁寧に取り除きます。これによりホワイトニングジェルの浸透が良くなり、ムラのない仕上がりが期待できます。
2. 歯肉の保護:
ホワイトニングジェルは漂白作用が強いため、歯ぐきに付着すると刺激になることがあります。専用の保護材(レジンやジェル)を歯肉に塗布して、歯ぐきをしっかりカバーします。
3. ホワイトニングジェルの塗布:
ジェルを歯の表面にムラなく丁寧に塗布し、効果的かつ安全に処置を行います。当院では、ホワイトニング成分として過酸化水素と過酸化尿素の両方を含んだ専用ジェルを使用しています。これらの成分が歯の内部に浸透し、色素を分解することで白さを引き出します。
4. 光を照射:
専用のLEDやレーザー光を一定時間照射します。光によってホワイトニング剤が活性化され、短時間で歯の色素を分解します。照射時間は10〜15分を数回に分けて行います。
5. 仕上げ・歯のクリーニング:
ジェルと歯肉の保護材を丁寧に取り除いた後、歯の色の変化を確認します。必要に応じてフッ素塗布などを行い、歯の表面を保護します。施術後は一時的に知覚過敏が出ることもありますが、多くの場合は数日で治まります。
ホームホワイトニングは、自宅で手軽にできる歯のホワイトニング方法です。歯科医院で作製したマウスピースに専用の薬剤を入れ、毎日一定時間装着することで、少しずつ歯を白くしていきます。一方で、毎日一定時間行わないと十分な効果が得られませんので継続することが大切です。
当院の取り扱っているホームホワイトニングは、1日1回60分の装着を最大10日間、もしくは1日1回120分の装着を14日間の2種類がございます。
1. 歯のブラッシング:
ホワイトニング前に歯を丁寧にブラッシングし、歯の表面の汚れやプラーク(歯垢)を取り除きます。歯面が清潔であるほど、ホワイトニングジェルの効果が発揮されやすくなります。
2. ホワイトニングジェルの注入:
マウストレーの歯に接する部分に、ホワイトニングジェルを注入します。目安は1歯あたり米粒2つ分程度。ジェルを入れすぎるとトレーからあふれる可能性があるため、適量を守ることが大切です。
3. マウストレーの装着:
ホワイトニングジェルを注入したトレーを、歯にしっかりと装着します。装着時にジェルがあふれた場合は、ティッシュなどで優しく拭き取ってください。使用するジェルのタイプによって装着時間は異なり、一般的には1回60分〜120分が目安です。
4. ブラッシング&マウストレーの洗浄:
指定の装着時間が経過したらトレーを外し、歯に残ったジェルを再度ブラッシングして丁寧に洗い流します。マウストレーは歯ブラシなどを使ってやさしく洗い、しっかり乾燥させて保管してください。
|
|
---|---|
|
|
|
|
ホワイトニングの注意事項、リスクと副作用についてはこちら(別ページ)をご確認ください。
セラミック治療は、歯並びや歯の形・色を整えるためにセラミック製の被せ物を用いる方法です。素材の種類により、仕上がりや特性が異なります。
1. 初診・カウンセリング
まずは歯の状態を確認し、歯並びや治療後のこと、セラミック歯の色や形、仕上がりのイメージ、治療回数や費用、期間、治療後のメンテナンスのことなど、詳しくご説明します。その後、レントゲン撮影や検査を行い、かみ合せや歯並び、歯の状態などを確認します。お見積りや提案資料をお渡しし、次の来院までにご検討をお願いしております。
2. 歯の削合、型取り、仮歯の装着
セラミックにする対象の歯を削り、セラミックの人工歯を作るために型取りをします。むし歯の状態などによっては、まず根の治療や土台づくりから行う場合もあります。
また、最終的な仕上がりを相談しながら形を決めて仮歯を入れます。日常生活で不具合がないか、しっかりかめるか、痛みが出ないかなどを確認していただきます。
3. 接着・調整
型取りをもとに仕上がったセラミックの人工歯を接着して、問題ないか確認します。色味や形、かみ合せなど、実際に口の中で見ていきます。もし違和感があったり、改善の余地があったりすれば、調整していきます。
セラミックの型取りから完成まで一般的に2-3週間程度は時間がかかります。
4. 定期メンテナンス
接着後も、トラブル防止や長持ちさせるために定期的なチェックを行います。
セラミック治療にかかる期間は、治療する歯の本数によって異なります。 1本あたりの治療期間は2週間から3週間程度で、通院回数はおよそ2回が目安です。 複数の歯を治療する場合は、1カ月から3カ月ほどと本数によって変化します。
|
|
---|---|
|
|
|
|
ホワイトニングの注意事項、リスクと副作用についてはこちら(別ページ)をご確認ください。